人間生きてるからすごいんです
この日は4時に起きてガンジス川に昇る朝日を見に行った！
まだ薄暗い日の出前なのにみんな早起きしてるんだな〜
ガンジス川でみた朝日はとても綺麗でなにか特別な感じがした。いい一日になりますように！
ヒンドゥー教徒の聖地バラナシ。
そこに流れるガンジス川では、日の出前から多くの人々が祈り、沐浴をして罪を洗い流す。
昼になれば洗濯をする人、体を洗う人、川の中で遊ぶ子供達。
夜はプージャと呼ばれる礼拝で賑わい、ガンジス川はこの街の中心になっている。
一方で隣の火葬場では毎日たくさんの死体がその場で焼かれ、24時間ずっと煙があがっている。
生と死がごっちゃごちゃになっているこの場所では感じること考えることがたくさんあった。
バラナシは細い路地が入り組んでて迷路みたいな街。
野良牛がそこら中にいるし、うんこも落ちまくってるから注意してても5回は踏みます。
ポイ捨ても当たり前。臭くて汚くて人が多い。どこ行ってもインドって感じ！
ボートに乗れば反対側の砂漠っぽいとこに行けたり火葬場を川から眺めたりできるよ。
奥で煙が上がっているのが火葬場。近くで写真はNG。撮りたいとも思わないけど。
日本みたいに棺桶とか火葬部屋なんて存在しない。一枚の布に包まれた死体がその場で焼かれる。
パチパチと音を立てながら布が燃え、死体をはっきり捉えることができる。
牛の匂いでもゴミの匂いでもない、人が焼かれる匂い。
例えるなら、髪の毛燃やしたことある？あれの何十倍も強烈な匂い。
でもそれを見守る遺族やインド人に悲しみの表情はひとつもない。
ヒンドゥー教徒にとって、焼かれた灰がガンジス川に流れることが人生で1番幸せなことだから。
人間は当たり前のように生まれ、そして死ぬ。
日本ではなかなか死に直面することがないから、命の大切さや尊さを理解しづらいし、非現実的。
生と死はいつだって隣り合わせで、いつ死を迎えるかなんて分からない。もしかしたら明日はないのかもしれない。
なんだか無性に走りたくなってひとりで川沿い走ってた笑
世界一周してるからすごいんじゃない
いろんな経験してるからすごいんじゃない
いい仕事に就いてるからすごいんじゃない
お金いっぱい持ってるからすごいんじゃない
生きてるからすごい。これが全てだよ。
生きてこそ！目一杯楽しんでから死んでやる。
インド鉄道旅はじまる！！
コルカタからバラナシを目指しチケットを買いにきた僕ら。
どの宿でもインターネットで簡単に手配してくれるけど、手数料かかるし自分たちで取ってみたいじゃんね！
駅には外国人専用窓口あってそこで行き先を記入した用紙を提出する(パスポート必要)。
バングラデシュ人が1人で何十人ものチケットをまとめ買いするもんだから2時間くらい待たされたけど無事にげっと！
インド鉄道には席にランクがあって、僕たちが選んだのは下から2番目のスリーパークラス！
エアコンなし3段ベッドの寝台列車。ほとんどのバックパッカーはこれに乗るんじゃないかな？
ちなみにその下のジェネラルっていうクラスはもうマジで乗れない。人が多すぎるしみんな無賃だから。
コルカタからバラナシまでは約12時間。
予定通りいけばの話だ。
駅は人で溢れかえっている。東京とは比べ物にならない。さすが人口10億人の国。
インド鉄道は遅れるのが当たり前。2.3時間の遅れは誰も気にしない。
実際に僕たちの列車も3時間遅れでやっと来た。待ってる間貸してもらった本を読んだけどやっぱり紙の本はいいよね。にしてもナオトインティライミかっけえな。
列車の中はこんな感じ。
3段ベッドの1番上。
エアコンなしは暑すぎたけど疲れてたからいつの間にか爆睡。野宿も余裕でしたことあるしどこでも寝れるタイプ。
気づけば日が昇っていて、到着予定時間でまだ半分くらいしか進んでなかった。さすがっす。
5時間遅れくらい？でバラナシ到着。
オートリクシャーっていうトゥクトゥクみたいな乗り物で宿へ向かう。
改札を出ると10人くらいの運転手に囲まれる。アジア8カ国目だからもうさすがに慣れた。
こういう奴らは全員無視でいい。騙されたりあとで高い値段ふっかけてくるから。
ちゃんとした奴はその先で待ってる。余裕あるもん。
あと相場を知っておくのはとっても重要。5人くらいに聞けばだいたい分かるよ。
宿の近くから見たガンジス川。
ここは割と落ち着いててなんだかずっと見てられた。明日は早朝から散策だー！
黒ヤギを生贄に。
まずはコルカタの街を歩いてインド料理を満喫！
インドといえばチャイだよね！
飲み終わったら器を道端に捨てるのがインド流！
そしてラッシー！
飲むヨーグルトみたいで美味しい！お手頃価格で散歩のセーブポイントだ！
あまりの美味しさに失神してしまうという失神カレー！サンタナの人に教えてもらって行ってみた！
どれもうますぎるし安い！インドいいぞ！当たらないことを願うだけ。
コルカタの街を歩いていると1番目立つのはこの黄色のオンボロタクシーだろう。レトロでイケてるでしょ？撮りすぎてカメラロールが黄色で埋まった。
コルカタの見どころといえば、マザーハウスでのボランティアかヤギの首切りを見ることかな。
ボランティアは時間的に無理そうだったからヤギの首切りを見に行った。宿の人にもこれだけは見ておいた方がいいと言われたくらいだ。
(写真は撮らない方がいいと判断したのでありません)
人々が祈りを捧げるお寺に黒ヤギが運ばれてくる。
と同時に始まるドラムのような演奏が異様な雰囲気を作り出す。
処刑台にヤギが固定され、必死に逃げようと嫌がるヤギの声が響き渡る。
ザッ！！！
一瞬だった。大きな斧のようなもので首が切り落とされた。目の前で首が飛び、首から下の胴体はまだピクピク動いてる。
それから皮を剥ぎ、部位ごと解体されて売りに出される。
ここでは毎日当たり前のように行われているその衝撃的な光景を目の当たりにした時は言葉が出なかった。
僕には刺激が強すぎた。
命ってなんなんだろう。
けど見ておいて良かったとも思う。生きるってことは死を理解しなきゃいけない。つまり何かを犠牲にしているということ。食事のいただきますの意味も改めて実感した。
あとね、インドってみんなが思ってるほど怖くもない悪くもない。
人多いし街は汚いし臭いし、交通はもうめちゃくちゃだし、カオスなんだけど人柄はいいよ。
もちろん騙そうとしてくる奴はいるけど、そんなのどの国行っても同じな訳で、大半のインド人は親切だよ。
こういうのって来た人にしかわかんないんだよねきっと。
コルカタからバラナシへ。
インドの鉄道旅がはじまります
インド入国拒否！？
夜行バスでインレーからヤンゴン、そのままヤンゴン空港からコルカタ空港へ。
初インド！最初行くか迷ったんだけどやっぱインドは行っとかなきゃ旅人じゃねえ。
さーて、チェックインしよーっと。
ビザは？
ん？アライバルビザで行けますよね？
滞在期間は？
2週間くらいかな
次の国はどこ？
ん？まだ決めてないよ
それじゃダメ。今すぐ買いなさい。
え……
アライバルビザで行くのは問題ないけど次の国のチケットないと入国できないらしい。このパターン何回かあったけどインドはさすがに厳しい！
当たり前か。
そうとなればすぐチケット買わねば！！
いや待て、次の国どこにする。
スリランカかアルメニア。この二択でずっと迷ってた。くそー、もっと考える時間をくれー！！
フライトまであと1時間をきっている。
てかWi-Fiどれー！！空港にWi-Fi無いってどゆことー！職員さんのWi-Fiかりる。というか職員のスマホでチケット調べる。
悩みに悩んでアルメニア行き購入。
スリランカ行きたかったけどね、まあひとつ楽しみをとっておくってことで。
いや〜、焦った。この旅で1番焦った！！
日にちもテキトーに決めちゃったし、いつ何時のフライトか覚えてないけど、とりあえずオッケー！
滑り込みセーフ！！
たぶんみんな俺のこと待っててくれたすいません。
こんなんでこの後のインドも入国できるか不安だ。
たまたまいい席でサクッと撮ったけどiPhoneの画角なかなか好き。ちなみに5sだよ。
って、きたー！！！
あれ、機内食ありにしたっけ？サービスか？
どっちでもいいやー！久しぶりの機内食うめえ。
インド到着。
ここでアライバルビザの用紙を記入して、ビザ代を払って無事入国！！
かなり時間かかったけどインドついたーー！！
ヤンゴン空港から一緒だったエリさん！
実はマンダレーで一回会ってて、空港でばったり！
どこかで会ってますよね？
インド行くんですか？コルカタ？
宿どこ？もしかしてサンタナ？
まさかの宿まで同じで一緒にきました！
空港を出ると早速インドの洗礼を受ける僕たち。
プリペイドタクシーに乗りたいんだけど、嘘つきばっかり！！！
マザーズハウスはあっちだ！
いやこっちだよ！
俺の方が安くいけるぞ！！
値段もバラバラ。
正規のオフィスで買えば問題ないんだけど、その周りに偽物がいっぱいいます。市内までは280ルピーが相場。
タクシーに乗ったはいいものの、運転手が途中で迷子になる。
マザーズハウスってどこ？
いろんな人に道聞いてて面白かった！
結局うちらが案内して無事に日本人宿サンタナ到着！カタカナ！！日本語！！
ツッコミどころ満載だし色々面白すぎて早速インドはまりそう。
YouTubeはじめました！
インスタに載せてる各国の動画とVLOG的なのもちょっとずつ載せていけたらいいなと思ってます。
チャンネル登録よろしくお願いします！
https://www.youtube.com/channel/UCjTtb0_wf8yWz-PYpG-x-Bw
さらばミャンマー！最終目的地インレー湖
マンダレーからインレー湖に来ました。
街の名前はニャウンシュエっていうとこです。
この街、朝からマーケットが賑わっていて、おばあさんは川へ洗濯に、とんでもない量のトマトの選別場所があったり、見どころ満載！！
ちなみにミャンマーの観光地はどこも入域料かかります。
インレー湖の観光は船でしか行けないからボートをチャーター！ドライバーにいろんな所に連れてってもらいます。
朝8時に街の川からスタート。
朝はまだ冷え込んでるね、おばあちゃんフル装備。おれ半袖で来ちゃったよ寒いよ
湖の上に家とかレストラン立ってるし、畑もあるー！
電柱とかも木で作ってあって風情が良き。
最初に連れて来てもらったのはシルバーアクセサリーを作ってる職人さんの所！
作業が細かいな〜すごい！
イケてるアクセサリーいっぱいあって誘惑に耐えるのに必死。結構いい値段するよ！
次はコットン製品を作ってる職人さん！
伝統衣装のロンジーとかもここで作ってる！
ハスの花の茎から糸を取って、、
ハスの花ってだけでなんかテンション上がる！なぜなら蓮って名前だからね！！
糸を伸ばしてグルグルして、、
編み込む！！(説明下手か、語彙力)
シルク素材と組み合わせたり、何種類もの色を使って編み込んで、ミャンマー伝統のデザインになるみたい！
ここでも誘惑が。
いつ日本帰るかわかんないんだもん、お金と日程があえば絶対買ってる。
ミャンマーにも首長族いたー！！
お久しぶりです。
サンセットまで時間があるから、地元の人たちとのんびり。
ビルマ語わかんないけど、お互いなんとなく伝わってる感すき。
その国の"こんにちは"と"美味しい"と"ありがとう"は覚えるようにしてて、それだけでもめっちゃ喜んでくれる！
[
日が暮れてきた。
街へ戻る途中、フィッシャーマンが現れた！！彼らはインレー湖で暮らすインダー族と呼ばれる漁師たち。
なんだその独特なポーズは！！
バランス力すげえ！イけてるぜ！！
オールを手じゃなくて片足で使うスタイル！両手が空いて漁がしやすいんだと。
おれを撮れと言わんばかりにめっちゃポーズ決めてくる！！
その後、しっかりお金請求されました。
でも楽しかった！ありがとうフィッシャーマン！
その国や地域でしか見れない伝統的な職とか生活って見てるの面白い。ミャンマーは特にいろんな人がいて、人も優しいしいい国だな。気づけば2週間以上いたし、ミャンマー好きになっちまった。
さてと、そろそろ次の国へ行こうかな。
世界で2番目に危険な橋
今日はチャリ旅！
宿の朝ごはん！パンに揚げ物に白飯！ビュッフェ的な感じだから朝からめっちゃ食べてお昼代浮かすスタイル！！笑
よし！事故にだけは気をつけて散策スタート！雨季で毎日雨だけど気にしない。
マンダレーで大理石の仏像を作る職人たち。電動カッターで形を整えてからヤスリで細かいところを彫っていくんだけど、彼らまで石仏のように真っ白になってた。
完成した仏像はいろんな寺院に納められて祈りの対象になるみたい。やっぱ職人さんってかっこいいな。
最近働く人を撮ることが好きっぽい。
1時間くらい漕いで目的地到着！
これが世界で2番目に危険な橋と言われているウーベイン橋。
橋は1.3kmも続いていて世界一長い木造橋らしい！なんだかややこしい。
チークっていう高級木材で作られてる！ちなみに僕のおじいちゃんは大工です。
早速渡ってみる！！
歩くと軋むし横幅狭いし手すりもない。この日はめちゃめちゃ風強くて、横の柱に捕まってないと飛ばされそうだった。こりゃ危険だ。
地元の人にも人気らしくてカップルもいっぱいいた。デートスポットなんだね！
ここから見るサンセットが有名だよね！でも今は雨季だから残念ながら見られませんでした。雲で真っ白！
宿に戻ってコーヒー飲んでたら
"イッショニマンゴータベマセンカ？"
って声かけられて、一瞬？？？ってなった。
一緒にマンゴー食べませんか？
もちろんいただきます！！！
彼の名はトニー。日本語ペラペラ。
というか、英語、タイ語、マレー語、ラオス語、ヒンディー語、ベトナム語。この辺のアジア圏ならある程度喋れるっぽい！やば。
日本は九州によく仕事で行ってたみたい。県名全部知ってたから本物。
彼らはタイから旅行で来ていて、2日間とってもお世話になった。
トムヤムクンにスープに麺に果物、もう食べきれないよってくらいたくさんご馳走してくれた。
レンさんは細いからもっと食べないとダメだよ〜あとトレーニングもね！って。
うす！！！
もうお腹いっぱい。
その後エクササイズがてら夜の街をお散歩。
と思ったらレストラン…？
トニーたちは慈善活動をしながらいろんな国を回ってるんだよ！すごいや。
前にこのレストランに来たときその付近でミャンマーの貧しい人たちを見たから、今日は服とかお菓子とかを寄付しに来たって。
シンプルにかっこよすぎる。一緒に付いてったけど俺は何もできてない。旅しながらでもこうやって助け合えるのいいな。俺も見習わないと
トニーは前に日本にも同じように寄付しようとしたらしいけど、その日本人は遠慮したのか、いらないって言ったらしい。日本人は裕福だよねって。
まあ確かに日本人は他の国より裕福なのかも？なんて返せばいいか分かんなかったけど、お金＝幸せじゃないってのはこの旅してて1番感じるな〜
次の日の朝ばいばいした！
トニーたち本当に優しかった！
旅が終わったらタイに会いに行くからね〜
観光よりもこういう人との出会いの方が記憶に残ります。
